孫「おじいちゃーん!遊びに来たよー!」
おじいちゃん「おお、久しぶりじゃのう。しばらく見ないうちに大きくなって」ニコニコ
孫「僕すごい背が伸びちゃった!」
おじいちゃん「すごいのう、こうやって知らない間にどんどん大きくなっていくんじゃろうなあ」
孫「.....そうなんだ」
おじいちゃん「ん?」
孫「......おじいちゃんが見てないと僕はどんどん大きくなるんだ」
おじいちゃん「どういうこと?」
孫「おじいちゃんがしばらく僕を見てないうちに......僕の身長は確実に伸びている......」
おじいちゃん「そうじゃな」
孫「つまり...おじいちゃんが僕を見なければ見ないほど僕はどんどん大きくなる」
おじいちゃん「会ってない間に成長してるだけじゃない?」
孫「おじいちゃん!!僕から目を離さないで!!おじいちゃんが見張ってないと僕は際限なく大きくなってしまうかもしれない!!」
おじいちゃん「ハハハ、そんなことあるわけないじゃろ。孫ちゃんは心配性じゃなあ」
一方その頃
〜隣の空き地で野球をしている少年達〜
少年「ホームランだ!!」カキ-ンッ!!!
少年2「危なーい!!!ホームラン球が隣のおじいさんのお家の窓を突き破るー!!!!!!」
バキ-ンッッ!!!
おじいちゃん「うわぁ!!!突然飛んで来た球が当たってワシの掛けてたメガネがぶっ壊れた!!!何も見えん!!!!」
孫「おじいちゃーーん!!!!僕から目を離さないでぇぇぇぇ!!!!」ドカ--ンッッ!!!
おじいちゃん「うわぁぁぁぁぁ!!!!!孫がどんどん巨大化していく!!!!」
孫「オジイチャァン!!!目を離さないでぇでぇ!!!!」
おじいちゃん「孫ぉぉ!!!おじいちゃんメガネ壊れちゃったから何も見えなーい!!!!!!!」
孫「助けてぇぇぇぇぇ!!!!」バッコ-ン!!!!(大気圏を突破する)
おじいちゃん「ど、どうすれば......どうすればいいんじゃ....」オロオロ
孫「早く助けてぇぇ!!!」
おじいちゃん「ハッ!そ、そうじゃ!!孫ぉぉぉ!!今からワシの言うことをよく聞くんじゃぁぁぁ!!!」
〜3年後〜
インタビュアー「お孫さんが巨大化した時の詳しい話を聞かせてください」
おじいちゃん「あの時は眼鏡も壊れ...ワシの見ない間にどんどん巨大化していく孫の前でどうしたら良いのかも分からず...ただオロオロしてたんじゃ...」
インタビュアー「ええ」
おじいちゃん「そんな時急にアイディアが降ってきたんじゃ、これなら孫をずっと見つめてられるし巨大化も止められるって」
インタビュアー「一体どうしたんですか?」
おじいちゃん「ワシのある部分にしまったのじゃ」
インタビュアー「ある部分?」
おじいちゃん「昔からよく言うじゃろ子供や孫というのは......
『目に入れても痛くないほど可愛い』
...って」パチ-ンッ(ウィンクをする音)
インタビュアー「っかぁ〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!」
パンッパンッ(関心のあまり膝をピストルで打ち抜く)
終わり終わり終わり!!!!!!!終わり!!!!!!!終わり!!!!!!!!!!!!!!
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